バイデン氏、パリ近郊の米兵墓地を訪問 同盟関係の重要性を強調

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第1次世界大戦の戦没米兵を追悼するバイデン米大統領=9日、エーヌ・マルヌ米兵墓地/Saul Loeb/AFP/Getty Images

第1次世界大戦の戦没米兵を追悼するバイデン米大統領=9日、エーヌ・マルヌ米兵墓地/Saul Loeb/AFP/Getty Images

パリ(CNN) フランス訪問中のバイデン米大統領は9日、パリ近郊にある戦没米兵の墓地を訪れ、同盟関係の重要さを訴えた。

バイデン氏が訪問したのは、第1次世界大戦の戦死者が埋葬されているエーヌ・マルヌ米兵墓地。

献花式に続く報道陣とのインタビューで、「欧州で大きな戦争があった時に米国が無関係でいられるという考え方は現実的でない。だからこそ現在の同盟関係を維持し、強化し続けることが重要だ」と語った。

米国民の対外同盟をめぐる考え方に変化が起きていると思うかと問われ、米国が孤立主義になりかけているとの説に言及。「イラクへの支援」に何カ月もかかったのは米国のあり方に反すると批判した。議会で対ウクライナ支援法案の審議が難航した事態を指した発言とみられる。

バイデン氏はまた、墓地を訪れて追悼することは、同盟関係への支持を示すうえで重要な意味を持つと強調した。

同氏はこれまで、トランプ前大統領が在任中の2018年にパリを訪れた際、悪天候と保安上の問題を理由に同墓地への訪問を取りやめたことに対し、批判的な発言を繰り返してきた。

大統領専用ヘリが飛べる気象条件かどうかは軍と保安当局者が判断するが、当時代わりの日程は用意されず、トランプ氏自身からも訪問中止を遺憾とする声明はなかった。

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