プーチン氏は「まともな人間ではない。独裁者」 バイデン氏が痛烈批判

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バイデン米大統領(左)がロシアのプーチン大統領を痛烈に批判した/Getty Images

バイデン米大統領(左)がロシアのプーチン大統領を痛烈に批判した/Getty Images

(CNN) バイデン米大統領が6日、ロシアのプーチン大統領への痛烈な批判を展開した。ウクライナに対し、米供与の兵器でロシア領内を攻撃することを一部許可した自身の判断を擁護する中で述べた。

バイデン氏はABCニュースとのインタビューで、「(プーチン氏を)40年知っている。彼に40年悩まされている」「彼はまともな人間ではない。独裁者だ。自国を確実に掌握しつつ、現行の襲撃をなお継続するのに苦慮している」との見解を示した。

その上で、「モスクワを攻撃するための武器を(ウクライナに)供与すると言っているのではない。クレムリン(ロシア大統領府)を狙う武器でもない。少し国境を越えるだけだ。そこではロシア軍が使用する通常兵器が大量にウクライナ領内に撃ち込まれ、ウクライナ人を殺している」と主張した。

バイデン氏がプーチン氏を知っているとした期間には、誇張があるとみられる。40年前、プーチン氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)の職員として旧東ドイツに赴任していた。

ウクライナにおける米供与の武器使用に関して制限を緩和するとしたバイデン氏の判断は、ロシアによる戦場での著しい前進を受けてのもの。ロシアは国境に近いウクライナ北東部の都市ハルキウ周辺で戦果を挙げている。

米国は長くロシア領内での自国供与の武器使用を認めてこなかったが、今回ハルキウ周辺に限ってこれを許可した。米国のある当局者は先ごろCNNの取材に答え、現時点でウクライナ側から使用可能な地域の拡大を要請されてはいないと明らかにした。米国の方でも使用を容認する地域を広げる見込みはないという。

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