米国、台湾に武装ドローン1000機以上を売却へ 政府が承認

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米海兵隊が提供した「スイッチブレード300」の写真/Cpl. Alexis Moradian/U.S. Marine Corps/AP

米海兵隊が提供した「スイッチブレード300」の写真/Cpl. Alexis Moradian/U.S. Marine Corps/AP

(CNN) 米国防総省の国防安全保障協力庁(DSCA)は18日、台湾に小型の武装ドローン(無人機)計1000機以上を売却することを承認したと発表した。

DSCAによると、台湾には自爆型ドローンの「スイッチブレード」720機と付属システムが6020万ドル(約95億円)、「アルティウス600M」291機と付属部品が3億ドルで売却される。

米国内法の台湾関係法に基づく措置だが、武器売却はこれまで中国政府の反発を招いてきた。

スイッチブレードはさまざまな場所から2分以内で発進させることができ、20分間で30キロの距離まで航続可能。製造元の米エアロバイロンメントによると、ウクライナでロシアへの防衛に力を発揮してきた。

米アンドゥリル製のアルティウス600Mも陸、空、海からの発進が可能で、目標捜索装置や弾頭を搭載できる。

どちらも攻撃用だけでなく、偵察用に活用することができる。

台湾総統府は19日、米国に感謝するとの声明を発表し、バイデン政権による台湾への武器売却は15回目になると述べた。

ただし米シンクタンクによると、実際にはこれまでに台湾への売却が承認された武器や弾薬のうち、今月3日の時点で196億ドル以上相当がまだ納入されていない。

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