バイデン米大統領、選挙戦継続へ「今後数日がヤマ場」の認識示す

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今月1日、米ホワイトハウスでメディアへの対応を終え、会見場を後にするバイデン氏/Andrew Harnik/Getty Images

今月1日、米ホワイトハウスでメディアへの対応を終え、会見場を後にするバイデン氏/Andrew Harnik/Getty Images

ワシントン(CNN) 先週の米大統領選討論会で精彩を欠き、民主党内部から選挙戦撤退を求める声が上がっている中、バイデン大統領は今後数日が立候補の可否を左右すると認識している。バイデン氏と2日に話した盟友によると、バイデン氏は今後どのような展開になれば撤退を受け入れざるを得なくなるかを理解しており、「ただうまくいっていないだけ」ととらえているという。

この人物はCNNに「バイデン氏は状況を理解している」と述べた。選挙戦の継続が危ぶまれていることをバイデン氏が非公式に認めたことについては、米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。

今後数週間にどのような事態になれば、討論会の不出来を挽回(ばんかい)する取り組みがうまくいっていないことを最終的に認めることになるのか、バイデン氏は明確に理解している。

前述の人物は「支持率は急落し、資金は枯渇、そしてインタビューはうまくいっていない。彼は気づいていないわけではない」と話した。

討論会以降、民主党員らは深い懸念を示している。党のためにバイデン氏の撤退を求める議員も出始めた。

バイデン氏は盟友との会話の中で、討論会の失態の責任は「スタッフではなく自身にある」とし、「反省させられた」と話したという。

この人物によると、バイデン氏は「外交政策にかかりすぎた」と語った。フランスやイタリアへの連続外遊とそれに伴う時差ぼけや疲れが討論会での不出来につながったが、気持ちを切り替えたいと述べたという。

バイデン氏は2日夜にバージニア州で開かれた選挙資金集めのイベントで、討論会の直前に2回外遊したのはよくなかったと語った。

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