選挙戦継続のバイデン氏に撤退求める声、民主党議員から2人目
(CNN) 米民主党のラウル・グリハルバ下院議員(アリゾナ州選出)がバイデン大統領に対し、今秋の大統領選からの撤退を呼び掛けた。先週の大統領選討論会で悲惨な出来に終わったバイデン氏に撤退を求めた現職の民主党議員はグリハルバ氏で2人目。
グリハルバ氏は米紙ニューヨーク・タイムズの取材に答え、「彼(バイデン氏)が候補者になるなら支持するつもりだが、現状は他に目を向ける一つの機会だと考えている」「彼に必要なのは、その地位に就き続ける責任を背負うことだ。その責任には大統領選からの撤退も含まれる」と述べた。
同氏に先駆け、テキサス州選出のロイド・ドゲット民主党下院議員もバイデン氏の大統領選からの撤退を求めていた。
CNNはグリハルバ氏の事務所にコメントを求めた。
同氏の選挙区は民主党支持の強固なアリゾナ州南部の地域で、メキシコとの国境近くに位置している。
アリゾナはバイデン氏が再選を果たす上で極めて重要な州であり、連邦議会上院の議席を巡っても現在民主・共和両党の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。