NORAD、共同飛行中の中ロ爆撃機に対応 初の事例

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米アラスカ州にあるNORADの長距離レーダー/US Air Force Tech. Sgt. Curt Beach/Reuters/File

米アラスカ州にあるNORADの長距離レーダー/US Air Force Tech. Sgt. Curt Beach/Reuters/File

(CNN) 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は24日、アラスカ付近の上空を飛行していたロシアの爆撃機2機と中国の爆撃機2機をインターセプトした。一緒に飛行していた両国の航空機に対応したのは初めてだったと思われる。

NORADの発表によると、ロシアと中国の爆撃機はアラスカ州の防空識別圏(ADIZ)圏内の国際空域にとどまっていたが、「脅威とはみなされない」と判断した。

NORADを構成する米国とカナダが対応したのは、ロシアの「TU―95ベア」と中国の「H―6」。米国やカナダの領空には侵入しなかった。

ロシア軍機がアラスカ州のADIZを飛行するのは珍しいことではなく、5月にも4機が飛行していた。

しかし中国機の飛行は新たな展開だったと思われる。米北方軍のグレゴリー・ギヨー司令官は今年3月、中国が北極圏への進出を深めており、「早ければ年内にも」航空機を飛行させる可能性があるとして、強い懸念を示していた。

中国は自らを北極近隣の国家と位置付け、ロシアとの協力関係などを通じてプレゼンスを高めている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「中国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]