米加州デスバレーを裸足で歩いた観光客、重度のやけどで搬送 気温50.5度

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「猛暑注意」の標識が立つデスバレー国立公園のメスキートフラット砂丘=9日、米カリフォルニア州/Mario Tama/Getty Images

「猛暑注意」の標識が立つデスバレー国立公園のメスキートフラット砂丘=9日、米カリフォルニア州/Mario Tama/Getty Images

(CNN) 米カリフォルニア州中部のデスバレー国立公園で20日、50.5度の暑さの中、砂丘を歩いていたベルギー人観光客(42)が足に3度のやけどを負い、病院に搬送された。国立公園局が明らかにした。

この男性はメスキートフラット砂丘を短時間散歩していた際に靴を紛失した。同公園局によると、地面の温度は気温よりもはるかに高かったとみられる。

コミュニケーションの問題により、男性のビーチサンダルは壊れたのか、砂の中に埋もれてしまったのかは判断できなかったという。

男性の家族が助けを求め、他の公園を訪れていた人が男性を駐車場まで運んだ。

公園側は、やけどと痛みのレベルから、すぐに病院に搬送する必要があると判断したという。

スタンフォード・メディスンによると、3度のやけどは皮膚の2層を破壊し、骨や筋肉、腱(けん)を損傷する可能性がある。やけどを負った部位は白く見える場合もあれば、焦げたように見えることもある。神経の末端が破壊されているため感覚はない。

国立公園によると、この2週間前にはデスバレーでバイクに乗っていた男性が熱中症で死亡した。その日の最高気温は53.3度だった。

デスバレーでは今月、48.8度を超える日が20日あり、7月15日から少なくとも23日まで連続だった。デスバレーの7月の平均気温は47.2度。

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