モスクの駐車場で男性射殺、容疑者逃走 米東部
(CNN) 米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるモスク(イスラム教礼拝所)の駐車場で30日、礼拝に向かっていた男性(43)が撃たれて死亡した。当局が容疑者の行方を追っている。
市警察の幹部によると、被害者の男性を狙った銃撃とみられるが、動機は不明。
警察は午後5時前、銃撃の通報を受けて出動した。頭部や胴体を撃たれた男性が意識不明の状態で倒れていて、全く反応がなかった。男性はまもなく搬送先の病院で死亡が確認された。
容疑者は黒っぽい服装の男とされ、現場から走り去って車に乗り込む姿が目撃されている。
多数の防犯カメラが現場の状況をとらえていた。被害者がもう1人の男性と歩いて礼拝に向かう姿や、容疑者が背後から駆け寄り、数十センチの距離から発砲する姿が映っている。
発砲があった駐車場を調べる警官/KYW
被害者が歩道に倒れた後も、容疑者は発砲を続けた。一緒にいた男性は撃たれなかった。
同幹部によると、大口径の半自動小銃から少なくとも17発の銃弾が発射された。凶器は回収されていない。
当局は容疑者の逮捕、断罪につながる情報の提供者に2万ドル(約300万円)の報奨金を支払うと発表した。