トランプ氏狙った被告、大統領選候補者への暗殺未遂で起訴
(CNN) 米検察は24日、大統領選の主要候補者に対する暗殺未遂の罪でライアン・ウェズリー・ラウス被告を起訴した。同被告は今月15日、共和党候補のトランプ前大統領が所有するフロリダ州のゴルフコースの外で長時間待機し、所持していたライフル銃で金網のフェンス越しにトランプ氏を狙ったとみられる。
検察が23日、判事に明らかにしたところによれば、ラウス被告はフロリダ州で1カ月以上トランプ氏を「こっそり追跡していた」という。携帯電話のデータを通じ、先月18日から逮捕された日にかけて、ラウス被告はゴルフコースの他、トランプ氏の自宅の「マール・ア・ラーゴ」近くにもいたとされる。
同被告は当初、2件の銃器関連罪で起訴されていた。
裁判所の文書によると、本訴訟の担当判事には州連邦地裁のアイリーン・キャノン判事が無作為に選ばれた。トランプ氏が任命したキャノン氏は、機密文書の不適切な扱いを巡るトランプ氏に対する裁判を担当、後にこれを棄却した。
ラウス被告への罪状には、暴力犯罪を助長する銃の所持、連邦当局者への襲撃も含まれる。
同被告の罪状認否は30日に予定されている。