トランプ氏は「ファシスト」の定義に当てはまる、元側近が語る 「独裁者の手法」好むとも
(CNN) 米海兵隊の退役大将で、トランプ政権での大統領首席補佐官を務めたジョン・ケリー氏は、トランプ氏について「ファシストの一般的な定義に当てはまる」との見解を示した。また「ヒトラーに仕えていたタイプの将軍」を求めていたとも評した。22日に公表された一連のインタビューで明らかにした。
大統領選まで2週間となる中、共和党候補のトランプ氏の元側近らからは、同氏の大統領職に対する認識や再選を果たした場合にどのような権力を行使するかについて、警鐘を鳴らす声が相次いでいる。
ケリー氏は2017年から19年までトランプ氏の首席補佐官を務めていた。ファシストにまつわるコメントに加え、米紙ニューヨーク・タイムズとの取材では、トランプ氏が「間違いなく独裁者の手法による統治を好んでいる」との見解を示した。
またアトランティック誌で確認したところによれば、トランプ氏は米軍関係者に対し、ナチスの将軍たちが第2次大戦中にヒトラーに見せたような服従の態度を自身に示すことを望んでいたという。
トランプ氏の陣営はそのようなやり取りを否定。陣営顧問のアレックス・ファイファー氏は「これは完全な虚偽で、トランプ大統領は絶対にそんなことは言っていない」と主張した。
しかし民主党側はすかさず、トランプ氏が口にしたとされるこれらのコメントに付け込んだ。同党の副大統領候補のティム・ウォルズ・ミネソタ州知事は、22日夜のウィスコンシン州での選挙集会で、ヒトラーの将軍らに関して報じられたコメントについて「猛烈に気分が悪くなる」とこきおろした。
ケリー氏はニューヨーク・タイムズ紙に対し、トランプ氏がヒトラーを称賛していたとも指摘。一度ならず「ヒトラーはいいこともした」と語っていたという。
アトランティック誌が伝えたヒトラーの将軍たちの忠誠心を礼賛したとする内容について、同誌編集主幹のジェフリー・ゴールドバーグ氏は22日夜、トランプ氏が大統領の任期を通じて将官たちに不満を抱いていたと述べた。将官たちはトランプ氏の言葉に無条件に耳を傾けることはなく、何も考えずただ命令に従ったわけでもなかったからだという。
将官など米軍将校が職務上宣誓を行うのは合衆国憲法に対してであって、大統領に対してではない。