大雨による洪水で3人溺死 米中西部ミズーリ州
(CNN) 米中西部ミズーリ州で、大雨によって引き起こされた洪水によって少なくとも3人が溺死(できし)した。死者のうち2人は投票所の作業員だった。当局が明らかにした。同州の南部や東部では4日と5日に複数の道路が封鎖を余儀なくされた。
今回の洪水は強力な寒冷前線が要因で、2日間にわたり米国の中部と東部に竜巻や大雨をもたらした。国立気象局(NWS)によれば、ミズーリ州セントルイスでは177ミリを超える雨が降った。
ミズーリ州南部のライト郡では、70歳の男性と73歳の女性が溺死しているのが見つかった。5日早朝に洪水が車両を道路から押し流していた。同州のハイウェーパトロールが明らかにした。ライト郡当局によれば、2人は同郡の投票所の作業員だった。
セントルイスから南西に約120キロ離れたアイロントン市の近郊では、66歳の男性が溺死した。この男性は、冠水した橋を車で渡ろうとしたという。車両は洪水によって流され、約800メートル下流で発見された。
当局はさらに2人の死者について、洪水に関係しているかどうか捜査を進めている。セントルイス郡では5日、救急隊が州間高速道路55号線の近くで2人の遺体を発見した。警察によれば、現地では大雨による川があふれ道路が通行不能になっていた。