米大学同窓会で相次ぐ銃撃、死傷者続出 アラバマ州では18歳死亡
(CNN) 米アラバマ州タスキーギ大学の同窓会イベントで10日未明、銃撃事件があり、大学や州当局によると1人が死亡、十数人が負傷した。
同州メーコン郡当局によると、死亡したのは同州在住のラタビオン・ジョンソンさん(18)。タスキーギ大学の学生ではなかった。
アラバマ州当局は、今回の事件で少なくとも16人が負傷し、うち少なくとも12人は銃撃による負傷者だったとX(旧ツイッター)で伝えた。
タスキーギ大によれば、ほかにも同大の学生を含む数人がけがをして病院で手当てを受けている。
当局は10日夕、今回の銃撃に関連してジャケス・マイリック容疑者(25)を機関銃所持の容疑で逮捕したと発表した。マイリック容疑者はタスキーギ大学のキャンパスで起きた銃撃後、現場から立ち去ったとされる。
タスキーギ大のキャンパスには9日夜、100回目の同窓会イベントを祝って大勢の人が集まっていた。SNSに投稿された映像には、銃撃が起きた駐車場で人々が身を隠す様子が映っている。
事件についてはアラバマ州捜査局などが捜査を続け、大学は学生の安否確認と保護者への連絡を急いでいる。
現場で捜査が続く中、11日の講義は全て休講となった。
非営利団体ガン・バイオレンス・アーカイブによると、米国で発砲した本人を除き4人以上の死傷者が出た銃撃事件は、今年に入ってこれで454件目だった。
大学の同窓会イベントでは銃撃事件が相次ぐ。10月19日にはジョージア州のオールバニ州立大学で開かれた同窓会試合後の銃撃で1人が死亡、数人が負傷。同じ日にミシシッピ州レキシントン郊外でも3人が死亡し、8人がけがをした。
10月12日にはテネシー州立大学付近の銃撃で男性1人が死亡し、9人が負傷した。