トランプ氏、政策担当の大統領次席補佐官にミラー氏起用へ 対移民強硬派

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選挙集会で前説するミラー氏=10月11日、ネバダ州/Justin Sullivan/Getty Images

選挙集会で前説するミラー氏=10月11日、ネバダ州/Justin Sullivan/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ次期大統領は今後数日の内に、政策担当大統領次席補佐官へのスティーブン・ミラー氏の就任を発表する見通しだ。計画に詳しい情報筋2人がCNNに明らかにした。ミラー氏は移民問題でトランプ氏の最高顧問を務めている。

トランプ政権1期目にはトランプ氏の主要なスピーチライターでもあったミラー氏は、かねて移民政策の規制強化を提唱。2期目でその役割は一段と拡大するとみられる。ここまで政権の移行プロセスにも緊密に関与しており、今後の人事の決定にも大きな役割を果たしそうだ。

大統領選の選挙活動中はトランプ氏の集会に頻繁に同行し、この数カ月で演説を行う機会も増えていた。

ミラー氏はトランプ氏が計画する不法移民の大量強制送還の主要な策定者でもあり、政権2期目では強制送還の人数を従来の10倍となる年間100万人超に引き上げたいとしている。先週のFOXニュースとのインタビューでは、可能な限り早急に大量強制送還を開始したいとの意向を表明していた。

「大統領就任式の当日に開始する。就任宣誓を行ってすぐだ」(ミラー氏)

長年にわたる対移民強硬派のミラー氏は、第1次トランプ政権で移民に対する規制の策定に関与。移民の収容施設で子どもを家族と引き離す措置や、イスラム教徒が多数を占める国々の国民を標的にした渡航禁止措置に携わった。

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