米サウスウエスト航空機、離陸走行中に銃撃 操縦室付近に命中
(CNN) 米テキサス州ダラスの警察は、離陸しようとしていた米サウスウエスト航空機がダラス・ラブフィールド空港で銃撃された事件の捜査を行っている。
サウスウエスト航空によれば、15日午後10時ごろ、ダラス・ラブフィールド空港で、インディアナ州インディアナポリスに向けて離陸しようとしていたボーイング737―800型機に銃弾が命中した。銃弾は滑走路を走行していた機体の操縦室の真下右側面に当たったとみられる。
当局によると、負傷者は報告されておらず、飛行機は無事にゲートへ戻り、乗客は降機した。
サウスウエスト航空は乗客を別の便に乗せることとし、同機は運航停止にしたと発表した。
銃撃がどこから行われたのか、同機が標的だったのかは不明。16日早朝の時点で逮捕者は発表されていない。
連邦航空局(FAA)によると、同機は「操縦室付近」に銃弾が命中し、損傷した。
一方、同機が使用した滑走路は15日夜に一時閉鎖され警察が捜査を行った後、利用が再開された。
コロラド州デンバーでも15日、サウスウエスト航空の別の便で乗客の携帯電話のバッテリーが発火し、座席が燃えたため乗客らが避難を余儀なくされた。
この事案の数日前には、米航空会社3社の旅客機がハイチの首都ポルトープランス上空を飛行中に銃撃された事件を受け、規制当局がハイチ行きの全便を1カ月間運航停止にしていた。