トランプ氏、次期通商代表にグリア氏を指名

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G20の会合に出席したジェイミーソン・グリア氏=2017年11月30日、ドイツ・ベルリン/Axel Schmidt/Reuters/File

G20の会合に出席したジェイミーソン・グリア氏=2017年11月30日、ドイツ・ベルリン/Axel Schmidt/Reuters/File

(CNN) 米国のトランプ次期米大統領は26日、ジェイミーソン・グリア氏を次期政権の通商代表に指名した。

グリア氏は1期目のトランプ政権でライトハイザー通商代表の首席補佐官を務めた。当時の政権は中国をはじめとする国々の製品に対して包括的な関税措置を実施。米国、メキシコ、カナダの間で自由貿易協定を結んだ。

トランプ氏は指名の発表に当たり、「ジャミソンは通商代表部に注力し、我が国の莫大(ばくだい)な貿易赤字の制御に取り組むだろう。米国の製造業、農業、サービス業を守り、あらゆる国々への輸出市場を切り開くだろう」と述べた。また1期目での本人の実績にも触れ、米国の労働者にとって状況を大幅に改善したとの見方を示した。

上院で指名が承認されれば、グリア氏はトランプ氏が追求する見通しの野心的な通商課題を巡って役割を果たすとみられる。

大統領選を制したトランプ氏は既に、大統領就任初日の時点でメキシコ、カナダ、中国に追加の関税を課すと約束している。

グリア氏は6月、米紙ニューヨーク・タイムズの取材で他国の通商・租税政策に言及。「条件を平等に出来れば、米国民は不公平な競争を強いられずにすむ」と述べていた。

直近では法律事務所キング・アンド・スポールディングで国際貿易チームのパートナーを務めている。自身の会社の経歴紹介で明らかにした。また以前には米空軍法務部に所属し、イラクに派遣された経験も持つという。

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