米CEO殺害の被告、州法に基づくテロや殺人の罪で無罪主張
公判後の同被告は落ち着いた表情を浮かべ、警官に伴われて法廷を後にした。
裁判所の外では被告を支持する抗議デモに人が集結。医療保険会社に対し、利益より顧客を重視するよう求める内容のプラカードを掲げた他、「医療は人間の権利」と参加者が声を上げる一幕もあった。
トンプソンCEOの殺害を受け、米国の医療保険システムや業者に対して深い怒りや憤りが存在する実態が明らかになった。ネット上ではマンジオーニ被告を国民的な悪のヒーローのように捉える書き込みも見られる。
連邦法に基づく殺人で有罪になれば、同被告は死刑判決を受ける可能性がある。一方で州法に基づく罪の最高刑は仮釈放無しの終身刑となっている。