スミス特別検察官が辞任、連邦議会襲撃などトランプ氏の捜査を担当

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ジャック・スミス特別検察官/Drew Angerer/Getty Images/File via CNN Newsource

ジャック・スミス特別検察官/Drew Angerer/Getty Images/File via CNN Newsource

(CNN) トランプ次期米大統領が2020年大統領選の結果転覆を図ったとして起訴された事件などを捜査していたジャック・スミス特別検察官が、10日に辞任した。

スミス氏は22年にガーランド司法長官に任命され、選挙結果転覆疑惑のほか、トランプ氏が機密文書を持ち出したとされる事件の捜査も担当していた。

23年に両事件でトランプ氏を起訴したが、昨年の大統領選を受けて同氏の就任前に辞任すると表明し、起訴を取り下げていた。

スミス氏は7日、捜査の最終報告書をガーランド氏に提出した。

この報告書をめぐり、トランプ氏側はガーランド氏による公開を阻止しようと法廷闘争を繰り広げている。

トランプ氏は20日の就任とともに、報告書公開に反対してきた弁護団のメンバーらを司法省の高官に任命する構え。公開が実現する期限は迫っている。

トランプ氏側は報告書のうち機密文書持ち出し疑惑に関する部分について、同氏の側近2人が改めて起訴された場合の審理に影響するとの理由で公開に反対。一方ガーランド氏は、この部分を議会指導部に限定して開示し、口外を禁止する案を示している。

裁判所が命じた公開の一時差し止めが延長されなければ、司法省が12日か13日に報告書の前半を公開する可能性もある。ただし裁判所は司法省に対し、前半の内容に機密文書持ち出し疑惑が含まれていないかどうか、12日朝までに回答するよう言い渡している。

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