操縦士を酒気帯び運転で逮捕、出発直前に操縦室から連行 米ジョージア州
(CNN) 米ジョージア州の空港で、サウスウェスト航空の米国内便に乗務する予定だった操縦士が出発直前に酒気帯び運転の容疑で逮捕された。サウスウェスト航空が16日、CNNに明らかにした。
乗客は15日、CNN提携局のWTOCに対し、操縦士が警察に連行されて同機を降りるところを目撃したと話している。
ジョージア州チャタム郡保安官事務所の記録によると、デービッド・ポール・オールソップ容疑者(52)は、酒気帯び運転の疑いでサバンナ・ヒルトンヘッド国際空港で逮捕された。
オールソップ容疑者はその後、3500ドル(約54万円)の保釈金を払って保釈されている。
サウスウェスト航空の広報は、「15日午前、サバンナ発の3772便の乗務員が関係する状況については認識している」と述べ、オールソップ容疑者が職務から外されたことを確認した。乗客には別の便を利用してもらったと説明している。
オールソップ容疑者の逮捕記録によると、乗務員のチェックイン手続きの最中に、酒気帯びと思われる操縦士がいるとの通報を受け、警察が出動した。
警察が到着すると、オールソップ容疑者が操縦室に座って出発直前の点検を行っていたことから退出を求めた。
オールソップ容疑者は酒臭く、目はうるんで充血し、赤ら顔をしていたという。
現場での飲酒検査では不合格となり、州が義務付けている血液検査は拒んだとされる。
オールソップ容疑者が乗務するはずだった3772便は現地時間の15日午前6時ごろ、シカゴへ向けて出発する予定だったが、5時間近い遅れが出た。