トランプ氏、議会襲撃めぐり恩赦 大統領就任初日に発表へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年1月6日、トランプ前米大統領の支持者らが首都ワシントンの連邦議会議事堂を襲撃した/Stephanie Keith/Reuters/File

2021年1月6日、トランプ前米大統領の支持者らが首都ワシントンの連邦議会議事堂を襲撃した/Stephanie Keith/Reuters/File

(CNN) トランプ次期米大統領と陣営が、2021年に起きた連邦議会議事堂襲撃事件で有罪判決を受けた人々への恩赦について起草しており、トランプ氏が大統領に就任した初日に発表する予定であることがわかった。事情に詳しい情報筋2人が明らかにした。

トランプ氏は繰り返し、議会襲撃で有罪となった人たちに対し、早急に恩赦を与える考えを明らかにしている。

最初の恩赦の対象がどのくらいの規模になるのかは不明だが、情報筋のひとりは「長年の約束を実現した」とみなされるには十分な人数だと語った。約1270人が議会襲撃に関連した容疑で有罪判決を受けており、その大半が罪を認めている。現在収監されているのは数百人にとどまる。

バンス次期副大統領は先週のインタビューで、暴力行為で訴追された暴徒については恩赦されるべきではないとの見方を示しつつ、一部の案件では「少しグレーゾーン」があるとも述べていた。

トランプ氏に近い共和党議員の一部も、恩赦は案件ごとになることを期待すると述べていた。ジョンソン下院議長(共和党)は19日、テレビ番組で、「平和的な抗議者は恩赦されるべきだが、暴力的な犯罪者は恩赦されるべきではない」ということにトランプ氏もバンス氏も同意していると語った。

議会襲撃をめぐっては、約1600人が訴追された。そのうちの約700人は警官への襲撃や武器の使用など重罪に関連したものだった。全ての事案の約80%は有罪を認めるか裁判で有罪判決を受けており、司法省の直近の推計によれば、現在も収監されている被告は数百人となっている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「トランプ前大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]