トランプ氏、ムハンマド皇太子と電話会談 就任後言葉交わした最初の外国首脳か
(CNN) トランプ米大統領は22日、中東サウジアラビアを事実上統治するムハンマド・ビン・サルマン皇太子と電話で会談した。電話会談について詳しい人々が明らかにした。
トランプ氏の2期目の大統領就任以降、知られる限りでは初めての外国首脳との会談となる。複雑な情勢下にある中東では最近、パレスチナ自治区ガザ地区での紛争を巡って停戦と人質に関する合意が成立。イスラエルと周辺諸国とのより大掛かりな関係正常化への期待が高まっていた。
電話会談でムハンマド皇太子とトランプ氏は、中東における平和と安全保障、安定の構築に向けたサウジ、米両国間の協力の方法について議論した。またテロとの戦いでの二国間協力推進についても話し合った。サウジの公式通信社が公開した通話記録から分かった。
トランプ氏は大統領1期目就任後、最初の外遊先としてサウジアラビアを訪れていた。今週には大統領執務室で当時の選択について、サウジ当局者が米国への相当額の投資を約束したからだと説明。同水準の投資が行われるのであれば、サウジを再訪する考えがあることを明らかにした。
このメッセージを受け取ったとみられるムハンマド皇太子は、電話会談で米国への投資及び通商関係を拡大する意向を強調。向こう4年間で6000億ドル(約94兆円)相当を上乗せするとし、追加の機会が見込める場合は一段の増額を行う考えも示した。
トランプ氏とムハンマド皇太子の緊密な関係は、トランプ氏の大統領1期目に築かれた。これには同氏の娘婿、ジャレッド・クシュナー氏の存在も一役買った。米諜報(ちょうほう)機関は当時、米紙記者のジャマル・カショギ氏殺害に関して、ムハンマド皇太子が重要な役割を果たしていたとの報告を発表したが、両者の結びつきは良好だった。