米インディアナ州のスーパーで銃撃 2人が死亡、警官2人負傷
(CNN) 米中西部インディアナ州北部のスーパーマーケットで27日に銃撃事件があり、警察によると2人が死亡、警官2人が負傷した。容疑者は警官に撃たれて死亡した。
警察の発表によると、銃撃は同州エルクハート市内のスーパーで、午後5時半ごろに始まった。緊急通報を受け、直後に緊急要員が出動。撃たれた2人が店内で見つかり、現場で死亡が確認された。
その後、店の外で警官らと容疑者が撃ち合いになり、警官2人が撃たれて負傷。容疑者は射殺された。警官らは地元の病院へ運ばれ、1人が手当てを受けて帰宅した。もう1人は入院中だが、同日夜の時点で容体は安定している。
警察は、住民にさらなる危険が及ぶ恐れはないとの見解を示した。
死者や容疑者、警官の名前は未公表で、犯行動機も不明。地元の殺人捜査班が、郡保安官事務所や州警察の協力を受けて捜査している。
店内で当時、従業員と話しながら食料品を買い物袋に詰めていたという妊婦は、CNN提携局とのインタビューで「初めは風船かと思った。見回すと、みんなが身をかがめ始めた」「立て続けに6~8発の銃声が聞こえた」と話した。
銃暴力に関するデータを収集する米NPO「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、年明けからこれまでに米国内で起きた銃乱射事件は少なくとも20件。同団体やCNNは、銃撃した本人以外に4人以上が撃たれた事件を銃乱射事件と定義している。