空港で3人撃たれ、1人刺傷 家族内のいさかいが原因か 米
(CNN) 米アリゾナ州フェニックス・スカイハーバー国際空港で25日夜、家族内でいさかいが起き、3人が撃たれ、1人が刺された。警察が明らかにした。
フェニックス警察が26日未明に発表したところによると、事案はターミナル4の飲食店で発生した。出動した警官が25日午後9時45分頃、銃撃された3人を発見したという。
警官らは26日未明、駐車場で男性1人と未成年の女性1人を拘束した。男性には少なくとも1カ所に刺し傷があった。
警察は本件について家族内のいさかいがエスカレートしたもので、関与する5人全員が知り合いだとみている。
負傷した4人は病院に搬送された。銃撃された女性1人は重体、撃たれた男性2人と刺された人物の容体は安定しているという。
拘束された人物らの聴取はまだ行われておらず、起訴もされていない。凶器は回収された。
警察は、ほかに関与した容疑者はいないと考えているという。
このグループが旅行を計画していたのか、それとも別の理由で空港にいたのかは不明。
空港の広報担当者によると、この銃撃によりターミナル4の保安検査場は一時閉鎖を余儀なくされたが、業務は通常に戻りつつある。
混乱に拍車をかけたのは、警察が捜査している最中、空港に銃撃犯がいる可能性があるという誤った情報を聞いた男性が銃を持ってやってきたことだ。この男性は別の事案で警察と口論になり、拘束されたという。
警察は空港に現在脅威はなく、フライトにも影響はないとし、銃撃に至った原因の解明を進めている。一時閉鎖されたフードコート内のすべての飲食店もすぐに再開された。