米ニューオーリンズ襲撃犯、ISISの影響 FBI

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米ニューオーリンズの襲撃現場のフェンスに供えられた花とそのそばに立つ軍要員/Eduardo Munoz/Reuters

米ニューオーリンズの襲撃現場のフェンスに供えられた花とそのそばに立つ軍要員/Eduardo Munoz/Reuters

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)は2日、南部ルイジアナ州ニューオーリンズで1日未明に群衆に車で突っ込み、その後発砲して14人を殺害したシャムスード・ディン・ジャバール容疑者(42)が過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の影響を受けていたことを明らかにした。

FBIのテロ対策部門のライア副補佐官は会見で、事件は「テロ行為」だと断定した上で、「容疑者はISISに100%感化されていた」などと述べた。今後、SNS上の情報を収集するなどして、同容疑者が過激化した経緯やISISとのつながりを調べるとしている。

情報筋によると、ジャバール容疑者は犯行前にSNSに複数の動画を投稿しており、その中で自身の家族を殺害する計画やISISに加入したくなるような夢を見ることなどを語っていたという。

ライア氏はまた、同容疑者が単独で犯行に及んだとの見方も示した。FBIは当初、事件現場付近に即席爆発装置を置いた共犯がいる可能性に言及していた。

この事件では新年を祝う人でにぎわっていた通りにジャバール容疑者が車で突っ込み、その後車から降りて発砲した。14人が死亡し、同容疑者は駆けつけた警官に現場で射殺された。当初ニューオーリンズの検視局は死者を15人と発表したが、その時点で身元確認につながる情報は一切提示していなかった。

同じ日にはトランプ次期米大統領が西部ネバダ州ラスベガスに所有するホテルの敷地内で車が爆発する事件が発生したが、ライア氏は両事件の間に決定的なつながりは現時点では見つかっていないことも明らかにした。

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