米旅客機とヘリの衝突、55人の遺体確認 残る犠牲者の捜索は難航 米首都

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米国沿岸警備隊はポトマック川に墜落した旅客機の残骸を調査している=1月30日/Petty Officer 1st Class Brandon Giles/US Coast Guard/Getty Images

米国沿岸警備隊はポトマック川に墜落した旅客機の残骸を調査している=1月30日/Petty Officer 1st Class Brandon Giles/US Coast Guard/Getty Images

(CNN) 米首都ワシントン近郊で1月29日(現地時間)に起きた旅客機と米軍ヘリコプターの衝突事故で、2月2日午後までに55人の遺体が確認された。残る犠牲者の捜索活動は、視界の悪さや厳しい寒さに阻まれて難航している。

旅客機とヘリコプターには合わせて67人が搭乗していた。現場では捜索救助隊の数百人が懸命の捜索を続けているが、首都消防局などによると、ポトマック川に墜落した機体は損傷が激しく、鋭利な断片も捜索の妨げとなっている。機体の残骸に閉じこめられた犠牲者は、潜水作業でも到達が困難な状況にある。

3日には重機を使って機体の残骸を水中から引き揚げる作業に着手する見通し。アメリカン航空の旅客機はばらばらになり、水深約2.4メートルの河川の3カ所に、胴体部分の残骸が転覆した状態で沈んでいる。

米陸軍工兵司令部は、旅客機の残骸を引き揚げる作業を3日から開始すると発表した。続いてブラックホークヘリコプターの残骸の引き揚げに移る予定で、撤去作業は12日までに終える見通し。

ヘリの乗員3人の遺体は1月31日に収容された。

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