トランプ米大統領就任1カ月、支持率47% 権限乱用に懸念も
(CNN) ドナルド・トランプ氏が米大統領に就任して20日で1カ月となった。CNNが調査会社SSRSに委託して行った世論調査では、トランプ氏の支持率は47%と就任時より低下しているが、それでも1期目時より高い水準を維持している。
トランプ氏の大統領復帰を楽観的にとらえている人の割合は昨年12月から低下しており、今回の調査で示された同氏に対する肯定的な見方が今後長続きしない可能性がある。
トランプ氏のこれまでの取り組みに対する国民の評価は分かれている。支持率は47%で、同氏を除く直近の大統領の就任時の支持率を下回っている。52%が不支持とした。
国民の大半はトランプ氏が日用品や食品などの値上がりに十分に対処していないと考えているようだ。
また52%の人はトランプ氏が大統領権限を乱用しているととらえており、同程度の人がトランプ氏が進める連邦政府機関の閉鎖や、政府刷新の取り組みにおける実業家イーロン・マスク氏の重用についても警戒している。トランプ氏の権限の使用は適切だと答えた人の割合は39%、さほど乱用していないと回答した人は8%だった。
トランプ氏のこれまでの取り組みは75%の人が予想通りだったと回答している一方で、25%の人は予想外だったと答えた。こうした数字は1期目時の初期とほぼ同じ水準だ。
また41%の人はトランプ氏が期待通りに任務をこなしているとみており、そのこと自体は前向きなものだと回答。トランプ氏の取り組みに不意を突かれたと答えた人は悪い意味で驚かされたと回答したが、その割合はわずか21%だった。