米連邦判事、チャットの記録保存を命令 軍事計画流出が物議醸す中

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(手前から)ウォルツ米大統領補佐官、ヘグゼス米国防長官、バンス米副大統領=13日、米ホワイトハウスの大統領執務室/Andrew Harnik/Getty Images

(手前から)ウォルツ米大統領補佐官、ヘグゼス米国防長官、バンス米副大統領=13日、米ホワイトハウスの大統領執務室/Andrew Harnik/Getty Images

(CNN) 米連邦判事は27日、トランプ政権の各主要機関に対し、今月11日から15日にかけて民間の暗号化チャットアプリ「シグナル」に送られたメッセージを保存するよう命じた。

閣僚が米軍によるイエメンの反政府組織フーシへの攻撃をめぐるやり取りをシグナルで行っていたことが発覚したのを受け、メッセージの保存を求める訴訟が起こされていた。司法省によれば政権は既に、当該機関のシグナルのテキストについて、追跡並びに保存作業を行っているという。

判事の命令はまた、政権に対し、31日に進捗(しんちょく)報告を提出するよう指示。メッセージの保存に向けた各機関による具体的な手順について、政権当局者から明言することも求めた。

この日の20分間の審理で判事は、トランプ政権と記録保存を訴えた監視団体との間で「共通の土台」を見つけることに注力。双方が納得する制限命令を出すことを念頭に置いた。

先ごろ米誌アトランティックが報道したところによると、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)はバンス副大統領やヘグセス国防長官らを含む高官らとの間で開設したグループチャットに誤って同誌の編集長を追加。フーシへの攻撃について、詳しい作戦計画を協議した内容が流出する事態となっていた。

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