東欧で強い寒波、死者30人以上 トルコやギリシャでも大雪
セルビアでも大雪のため1人が死亡、2人が行方不明になっている。交通や電力供給にも支障が出ており、複数地域が非常事態を宣言した。
31日はトルコでも降雪があり、イスタンブール市は不要不急の場合を除いて職員を休職させた。雪は2日まで降り続く見通しで、同国全土で気温が下がり、黒海沿岸地域や地中海に面した東部沿岸、東部から南東部にかけての広い地域で大雪が予想されている。
現地からの報道によれば、大雪のためトルコ全土で780以上の村が孤立しているといい、主要道にも影響が出ている。イスタンブールのアタチュルク国際空港はトルコ航空の200便以上が雪のため欠航となったが、30日には運航を再開した。
南欧のギリシャ、アルバニア、マケドニアでも大雪が降って気温が氷点下に下がった。今後は寒気が西側に流れ込んで今週いっぱい欧州を覆い、イタリア中部などでも大雪が降る見通し。フランス中部と南部の各地では降雪や寒波に注意を呼びかけており、パリやロンドンも日中でも零度前後の気温が続くと予想されている。