インドで2日連続の大停電、6億人に影響 首都も混乱

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ニューデリー(CNN) インドで31日、前日に続いて大規模な停電が発生し、人口の半分に当たる6億人あまりに影響が出た。首都ニューデリーでも交通網が混乱し、乗客が足止めされたり企業の業務に支障が出たりするなどの被害が広がっている。

31日の停電は前日の北部7州に加えて東部と北東部にも広がり、ニューデリーでは2日連続となった。電力会社のウェブサイトによれば、電力は現地時間の31日午後9時30分までにニューデリーと北東部の地域で完全復旧、北部で86%、東部で79%が復旧したという。

鉄道会社によれば、この影響で列車少なくとも300本の運行に支障が出た。ニューデリーを走る地下鉄にも遅れが出たほか、信号機が停止して大渋滞が発生するなどの混乱が続いた。

ニューデリーの住民は、普段なら40分のところを3時間近くかかって帰宅したといい、「電気なしの長い夜に備えて太陽光ライトを用意している」と話した。予定していた外出ができなくなったという住民や、蒸し暑い駅で長時間待たされたという住民もいた。

西ベンガル州の炭鉱ではエレベーターが停電で動かなくなるトラブルもあった。停電発生時は約150人が地下で作業していたが、非常用電源に切り替えてエレベーターを運行し、全員が無事だったという。

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