ミャンマー、出入国禁止リストで2千人削除 元米国務長官ら
国別では米国人が数十人規模で、英国人やオーストラリア人、ドイツ人も多数いる。また、隣国タイやマレーシアの国民も多い。タイなど国外に逃れ、反軍政組織を結成して活動してきた一部のミャンマー人も対象となり、今後の帰国が可能となった。この中には9月中旬にミャンマー政府の招待で帰国し、テインセイン大統領との会談を計画している活動家もいる。
テインセイン大統領は過去1年、政経両面で改革政策を加速し、政治犯の釈放などに踏み切った。軍政が目の敵にしていたスーチー氏の自宅軟禁を解き、政治活動の再開も認めた。欧米諸国はこれらの措置を好感して経済制裁解除を相次いで打ち出し、ミャンマーとの貿易拡大路線に転じている。