在日米軍、兵士の行動規制強化を検討 沖縄暴行事件受け
(CNN) 沖縄県で米海軍兵2人が地元の女性に対する強姦致傷容疑で逮捕された事件をきっかけに米軍に対する反発が強まったことを受け、在日米軍の司令官は、非番の兵士の基地外での行動に関する規律強化を検討している。米軍の関係者がCNNに明らかにした。
米海軍は非番の兵士の行動規制を緩和する方針を発表したばかりだが、新しい規律は海軍兵だけでなく、日本に駐留する米兵全員が対象となる。
パネッタ国防長官の報道官は、「責任ある行動を確保し、我が軍の駐留先の地域社会との良好な関係維持に努めていることを示す」ための措置を取るとの談話を発表した。
米太平洋艦隊司令官の報道官によると、対策に関する詳細は19日にも発表する見通し。
この事件では、米テキサス州の基地に所属する海軍兵2人が16日未明に女性に暴行して負傷させた容疑で沖縄県警に逮捕された。県内の女性団体などからは、米兵の基地外での行動制限を求める声が上がっている。