オバマ大統領、アジア歴訪中にミャンマーを訪問へ
ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスは8日、オバマ大統領が17日からのアジア諸国歴訪の一環としてミャンマーを訪問し、テインセイン大統領や民主化運動の指導者アウンサンスーチー氏と会談すると発表した。実現すれば、現職の米大統領による初のミャンマー訪問となる。
今回の歴史的訪問は、ミャンマーで昨年大統領に就任したテインセイン氏が推進する民主化を後押しするねらいがある。
ミャンマー政府はテインセイン大統領の下、改革の一環として過去1年間に数百人の政治犯を釈放した。これを受け、西欧諸国の政府も、軍事政権に圧力をかける目的で行ってきた制裁を緩和し始めた。
またミャンマー当局は、反政府の少数民族武装勢力と和平交渉を行い、4月に行われた連邦議会補欠選挙では、スーチー氏率いる野党、国民民主連盟(NLD)の参加を認めた。
軍事政権下で計15年間自宅に軟禁されていたスーチー氏は、9月にワシントンを訪問し、米国で最も権威のある勲章の1つである「議会金メダル」を授与された。