北朝鮮、9月にロケットエンジンの実験を実施か 米研究機関
香港(CNN) 米ジョンズ・ホプキンズ大学の高等国際問題研究大学院が運営するウェブサイト「38ノース」に、北朝鮮が今年4月の長距離弾道ミサイル発射実験以降、大型ロケットエンジンの実験を少なくとも2回実施したとする分析結果が掲載された。
同サイトは12日、民間衛星から撮影された画像の分析結果を発表した。それによると、4月にミサイル「銀河3号」が発射された北西部の「西海衛星発射場」で、9月中旬ごろに新たな実験が行われた模様。それまであった燃料タンクがなくなり、エンジン噴射の跡ができていたことや、周囲の植生に焼け跡がみられることが、根拠として挙げられている。
液体燃料を使った第一段階エンジンの実験だったとみられる。同発射場ではまた、4月のミサイルよりはるかに大きな長距離ミサイルの発射を可能にする建設工事も進められているという。
同サイトは、北朝鮮が2013年前半にもミサイル発射実験や核実験を実施する可能性を指摘している。