イスラエルとハマスが停戦合意、経済封鎖緩和など交渉へ
イスラエルのテルアビブを訪れていた国連の潘基文(パンギムン)事務総長は21日夜、最も懸念されるのは民間人の安全だと述べ、パレスチナでは14日以来、民間人70人以上を含む139人あまりが死亡し、900人以上が負傷したと指摘。さらに1万人あまりが家を失ったと述べ、緊急に人道支援が必要だと訴えた。
潘事務総長によると、イスラエルではロケット弾で民間人4人が死亡、219人が負傷した。負傷者の大部分は民間人で、3人が重傷だという。さらにイスラエルの兵士1人が死亡し、16人が負傷した。
ガザからのロケット弾は推定1456発がイスラエルに向けて発射され、長距離ミサイル3発がエルサレム郊外に着弾したという。これに対し、イスラエル軍はガザの1450以上の目標を攻撃した。
潘事務総長は「ガザからイスラエルに対する無差別なロケット弾の発射」を非難すると同時に、「民間人の生命を危険にさらす過剰で不釣り合いな武力の行使は容認できない」との見方を示し、ガザとパレスチナにとっての長期的な解決策を見出さなければならないと指摘した。