イスラエルとハマスが停戦合意、経済封鎖緩和など交渉へ
イスラエル・ガザ境界付近(CNN) イスラエルとパレスチナのガザ地区を支配するイスラム組織ハマスの間で21日、停戦が成立した。14日から8日間に及んだ戦闘の犠牲者は、150人に迫っていた。
停戦は、米クリントン国務長官とエジプトのアムル外相がカイロで共同記者会見して発表。現地時間の同日午後9時(日本時間22日午前4時)に発効した。
停戦合意には、ガザへの往来の自由や、イスラエルがガザのパレスチナ武装組織を標的としないことなどについて交渉を呼びかける内容が盛り込まれた。ガザに対する経済封鎖の緩和について、22日から交渉に入ることも盛り込んだ。
今回の衝突は、イスラエルが14日にガザを空爆し、ハマス軍事部門のトップ、アフマド・ジャアバリ氏を殺害したことをきっかけに発生した。これに対してクリントン長官とエジプトのモルシ大統領、パレスチナの当局者が会談し、停戦合意にこぎつけた。
ガザの住民は停戦を歓迎し、「イスラエルに対する勝利」を記念する祝砲を鳴らした。