アラファト氏毒殺説で遺体掘り出し 死因鑑定へ
ラマラ(CNN) フランスで2004年に死去したパレスチナ自治政府の故アラファト議長の遺体が27日、「毒殺疑惑」を巡り、掘り起こされた。パレスチナ解放通信が伝えた。
今後同氏の遺体からサンプルを採取し、仏、スイス、ロシアの科学捜査専門家らが検体をそれぞれ持ち帰り、死因を鑑定する。
アラファト氏の死をめぐっては、スイス・ローザンヌの研究所が遺品から高濃度の放射性物質ポロニウムを検出したことを受け、後継者のアッバス議長が遺体の掘り起こしを承認した。アラファト氏の妻スーハさんが毒殺説を主張し、パリ郊外ナンテールの裁判所に刑事告訴していた。