金正日総書記の一周忌で式典 正恩氏の1年を振り返る
ソウル(CNN) 北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が死去してから17日で1年。遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿の前には、市民や兵士数万人が集まった。後継者、金正恩(キムジョンウン)第1書記のこの1年を振り返る。
正恩氏は出産間近とみられる李雪主(リソルチュ)夫人とともに、総書記や金日成(キムイルソン)主席の像に頭を下げ、崔竜海(チェリョンヘ)人民軍総政治局長の追悼演説に耳を傾けた。崔氏は総書記の業績をたたえた後、「金正恩氏は北朝鮮の運命であり、未来である」と宣言した。
金総書記が、過労による心臓発作が原因とされる死を遂げてから1年。その間にたくさんの出来事があった。正恩氏は父の死を悼む息子から、国際社会の反対を押し切ってロケット発射を指揮する指導者へと変わった。
昨年12月、20代の若さで突然脚光を浴びることになった正恩氏に対しては、当初準備不足を懸念する声もあった。しかし正恩氏は間もなく、正日氏とは異なる独自のスタイルを打ち出してきた。