訪中の鳩山元首相の尖閣「係争地」発言に批判、国賊の指弾も

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尖閣諸島の元地権者にCNNがインタビュー

(CNN) 日本の鳩山由紀夫・元首相(66)が最近の私的な訪中で、尖閣諸島(中国名・釣魚島)を「係争地」と認める発言を行い、日本政府が批判する事態となった。小野寺五典・防衛相は「国賊」との言葉も使い、不快感を表明した。

4日間にわたって訪中していた元首相は16日、北京での記者会見で「日本政府は日中間に領土論争はないと言っているが、歴史を見るなら論争はある」と指摘した。領土論争は存在しないとする政府の公式見解とは異なる認識だった。

これを受け防衛相は17日、鳩山氏の言動が中国に政治的に使われたのなら、不幸なことだと主張。「国賊という言葉が心の中によぎった」とも吐露していた。

鳩山氏は同日、夫人と共に、旧日本軍が1937年、30万人ともされる住民を殺害した記録などを残す南京大虐殺記念館に足を運んだ。同館を訪れた日本の首相経験者としては3人目となった。

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