NATO、1基目のパトリオットを配備 トルコのシリア国境

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地対空誘導弾パトリオット

地対空誘導弾パトリオット

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)は26日、加盟国トルコの国境をシリアの脅威から守る目的で配備を進めている「パトリオット」ミサイル6基のうち、1基が運用可能になったと発表した。

1基目は南部アダナに配備された。残る5基も近日中にカフラマンマラシュやガジアンテップなど、シリア国境に近い南部の街で配備が完了する見通しだ。

昨年10月にシリアの「スカッド」ミサイルがトルコ側に着弾した後、同12月のNATO外相会合でミサイル配備が決まった。NATOはあくまで防衛が目的としている。トルコのダウトオール外相も今月、ミサイルは脅威が存在する間に限って配備されると強調した。

シリアではこの日も各地で戦闘が続き、反体制派の地域調整委員会(LCC)によると、首都ダマスカスや北部アレッポ、中部ホムスなどで少なくとも計123人が死亡した。アレッポでは政府軍が投下したクラスター爆弾で負傷者が出たという。別の反体制派組織、シリア人権監視機構によれば、アレッポ郊外への空爆で子ども8人、女性16人を含む死者が報告されている。

イラン国営メヘル通信によると、同国の最高指導者ハメネイ師の側近、ベラヤティ元外相は26日、シリアに対する攻撃はイランへの攻撃とみなすと述べた。

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