230人超死亡のクラブ火災、経営者ら4人拘束 ブラジル警察
(CNN) ブラジル南部サンタマリアのナイトクラブで230人を越える死者を出した火災で、警察は28日、クラブの経営者ら4人を拘束した。現地のCNN系列局が伝えた。
4人のうち2人は経営者、2人は出火当時クラブで演奏していたバンドのメンバーだという。バンドはショーの中で花火を使っていた。
警察当局者は国営ブラジル通信に、「事実関係を解明するために彼らの供述が必要と判断した」と述べた。拘束期間は5日間だが、さらに5日間延長することもできる。4人の名前は公表されていない。同市警察は拘束者のほかに20人から事情を聴いたとされる。
地元リオグランデ・ド・スル州警察の責任者によれば、捜査は施設の安全対策や責任者の特定など書類上の情報、専門家による分析、目撃者の証言の3段階を経て進められる。同州のジェンロ知事は、捜査への全面的な支援を表明した。
クラブの営業許可は昨年8月に期限が切れていたとする消防当局者の話が報じられたが、経営者側は許可手続きに問題はなく、消防検査も受けていたと主張している。
火災で負傷した120人以上のうち40人は州都ポルト・アレグレに搬送され、82人は近隣の病院で治療を受けているという。