トルコの米大使館で自爆テロ、トルコ人警備員1人が死亡
(CNN) トルコの首都アンカラの米国大使館の入り口付近で1日、極左組織のメンバーが自爆した。トルコ当局が明らかにした。
この爆発で、トルコ人警備員1人が死亡、ジャーナリスト1人が負傷した。ある米政府高官によると、米国人の負傷者は出ていないという。
イスタンブール警察は、自爆テロ犯はマルクス・レーニン主義を掲げるテロ組織、DHKP―C(革命人民解放党戦線)のメンバーのエセビト・シャナリ容疑者だと特定した。
米国務省のヌーランド報道官は1日、同日の午後1時13分に米国大使館の敷地内の検問所で自爆テロが発生したと発表した。
犯人は最初に大使館の裏手に到着。そこから身分証のチェックを行う最初の検問所に向かい、そこで自爆したという。
報道官は、米国はトルコ警察と緊密に連携して被害や犠牲者を把握するとともに、捜査を開始すると述べた。
最近、米国大使館への攻撃が相次いでいる。昨年9月には、エジプト、チュニジア、リビアの米国大使館が襲われた。特にリビア東部ベンガジで発生した米領事館襲撃事件では、クリストファー・スティーブンズ駐リビア米大使ら米国人4人が死亡した。