イラン核協議、25日に再開 米との直接交渉にも「前向き」
ドイツ・ミュンヘン(CNN) イランの核開発計画を巡る問題で、同国のサレヒ外相は3日、国連安全保障理事会常任理事国5カ国にドイツを加えた6カ国との協議を25日にカザフスタンで再開すると述べた。米国との2国間交渉についても、「前向きに検討する」と表明した。ドイツのミュンヘンで開かれた安全保障会議で語った。
米国とイランの直接交渉については、バイデン米副大統領が前日の2日に前向きな姿勢を示していた。これを受けてサレヒ外相は、バイデン副大統領と米国務長官に就任したケリー氏が、ここ数日でイランとの交渉の可能性に言及したと指摘、「こうした発言について前向きに検討する」と語った。
一方でサレヒ外相は、「今度こそ相手側に、問題を解決しようという公正で真摯(しんし)な意図があることを確認しておかなければならない」とけん制した。
米国とイランは1980年以来、外交関係が途絶しているが、2003年のイラク戦争開始以降はバグダッドで外交交渉を行っていた。