チュニジア首相が辞任、組閣に失敗 政情不安続く
(CNN) 北アフリカ・チュニジアのジェバリ首相が19日、辞任した。国営テレビは、同首相が実務者内閣の設置に失敗したため、辞表を提出したと伝えた。
ジェバリ首相は先週、CNNとのインタビューで、内閣改造案が支持を得られなければ辞任すると表明。18日には、マルズーキ大統領と会談して「あらゆる可能性を協議する」と話していた。
穏健イスラム主義与党ナハダがジェバリ氏に再び組閣を求める可能性もあるが、別の首相を立てることも考えられる。
同国では今月6日、与党批判の急先ぽうに立っていた野党指導者のショクリ・べライド氏が殺害された。これに対して首都チュニスでは数千人が抗議デモを展開し、ジェバリ首相の辞任を要求。首相は実務型への内閣改造と選挙の実施を表明していた。