エジプト熱気球墜落、原因調査に2週間かかる可能性
(CNN) エジプト南部ルクソールで26日、外国人観光客らを乗せた熱気球が爆発して墜落し、19人が死亡した事故をめぐり、ルクソール県のサード知事は調査に2週間かかる可能性があるとの見解を示した。
今回の事故は熱気球の事故としては、過去少なくとも20年の記録で最悪の規模となった。
気球は日本人4人を含む外国人観光客19人と、操縦士を含むエジプト人2人が乗っていた。このうち操縦士と英国人観光客1人は負傷して病院へ運ばれた。
事故を受け、サード県知事はすべての熱気球の運行停止を指示した。政府報道官は、民間航空当局による調査委員会を設置すると発表した。今回の事故の予備調査では違反はなかったことが判明しているとしている。
国営メディアによると、熱気球はガス爆発を起こしたとみられる。民間航空当局の責任者は、着陸直前に地上数メートルまで降下したところで爆発が起き、急上昇したとの見方を示した。乗客用のかごは4つに割れたという。