ミャンマー野党、スーチー氏を党首に再選 25年ぶり党大会
ミャンマー・ヤンゴン(CNN) ミャンマーの最大野党・国民民主連盟(NLD)は10日、ヤンゴンで党大会を開き、民主化指導者アウンサンスーチー氏を党首に再選した。同党の大会はこの日が3日目。中央委員120人の投票でスーチー氏が議長に選出された。
NLDの党大会が開かれたのは25年ぶり。軍事政権が締め付けを緩め、こうした大会を認めるようになったことを改めて示している。
ミャンマーは軍事政権下で数十年に及んだ国際社会からの孤立を経て、徐々に圧政から脱却しつつある。
スーチー氏は2011年に自宅軟禁から解放された。NLDの党員の多くは軍事政権によって投獄されていた。
テインセイン大統領が政治活動の自由化や少数民族との和平交渉を進める中で、スーチー氏とNLDの選挙への参加も認められた。