次期法王選出の決定知らせる煙突設置、バチカンの礼拝堂

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ローマ法王選出の秘密選挙「コンクラーベ」

ローマ(CNN) 存命中に退位した前ローマ法王、ベネディクト16世の後任を決める秘密選挙「コンクラーベ」の会場となるバチカンのシスティーナ礼拝堂の屋根に9日、枢機卿の投票結果を外部に伝えるための煙突が設置された。

選出の結果は、この煙突から出る煙の色で知らせる。白色の場合は決定、黒色なら未決定となる。黒色を出す場合は、化学薬品を混ぜる。バチカンの報道担当者によると、日が暮れた後に煙を出す際には照明を煙突に当てて色を知らせる。

本番での使用前に煙突の試験も実施される。ただ、不要な騒動などを招かぬように目立たないように行うという。

コンクラーベの招集日時は8日の枢機卿会議で12日午後と決まった。礼拝堂内部でもコンクラーベへ向けた準備が始まり、バチカンが公開した画像によるとストーブ2個が据え付けられた。1個で枢機卿の投票用紙を燃やし、別の1個は煙突から煙を出すために使われる。

コンクラーベには80歳未満の枢機卿115人が参加する。115人は朝に祈りを捧げた後、システィーナ礼拝堂に入り、密室状態で次期法王の選出に当たる。最初の投票は12日午後に行われる見通し。3分の2の票を獲得する人が出るまで投票は繰り返される。

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