北朝鮮に「集中的なサイバー攻撃」、米国などを非難

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北朝鮮の金正恩第1書記=KCTVから

北朝鮮の金正恩第1書記=KCTVから

(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、同国のインターネットサーバーが、日常的に「集中的かつ執拗(しつよう)なウイルス攻撃」を受けていると伝えた。攻撃は米国など「敵対勢力」の仕業だとする北朝鮮当局の見方を伝えている。

朝鮮中央通信は、「米国と韓国のかいらい政権が、北朝鮮に対する破壊妨害工作を強化しようとサイバー部隊を大幅に増強しているのは公然の事実だ」と非難。「そうした卑劣な行為によって北朝鮮の正義の声を抑圧できると思うのなら大きな誤りだ。続く結果の責任は全面的に、米国とその同盟国にある」と警告した。

サイバー攻撃による被害には言及しなかったが、北朝鮮は「このまま黙って傍観はしない」と強調した。どのような対応に出るのかは明らかにしなかった。

北朝鮮は国際社会の静止を振り切って3度目の核実験を実施。国連安保理事会による制裁強化に反発して「核の先制攻撃」を仕掛けると挑発し、朝鮮戦争の休戦協定白紙化を宣言している。

こうした展開について、ジェームズ・クラッパー米国家情報長官は12日の議会証言で、北朝鮮による核兵器開発は「深刻な脅威」になるとの認識を示した。

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