ミャンマー衝突、死者40人に 米大使館が警戒促す

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ミャンマーで仏教徒とイスラム教徒の衝突拡大

(CNN) ミャンマーで仏教徒とイスラム教徒の対立が激化し、26日までの1週間で少なくとも40人が死亡した。商業都市ヤンゴンでも住民の間に不安が広がり、米大使館は同日、ミャンマーに滞在する米国人に警戒を呼びかけた。

衝突はミャンマー中部マンダレー地域のメイティラで発生して周辺に飛び火した。ヤンゴンなどの各地では、携帯メールやソーシャルメディアで事実無根のうわさが流れて住民の不安をあおり、ヤンゴンの主要商店街の店舗は25日の営業を中止した。

米大使館は、営業中止となったミンガラ市場やショッピングセンターのユザナプラザ付近の地域には近づかないよう米国人に呼びかけ、「緊張状態が続いた結果、同地区で衝突が起き、警察官が大量に動員されている」と指摘した。ただし米国人が具体的な危険にさらされているわけではないとしている。

ミャンマーの国営紙が26日付で伝えたところでは、メイティラでは先週の暴動で破壊された建物などのがれきの中から新たに8人の遺体が見つかり、これまでに確認された死者は40人に達した。

メイティラの暴動はイスラム教徒の商店主と仏教徒の販売業者との争いが発端となって、民家や学校、モスクなどが放火され、数千人の住民が自宅から避難を余儀なくされた。

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