北朝鮮、新たな核実験を準備か 韓国統一相
北朝鮮は先週、軍事境界線の北側で韓国と共同運営する開城工業団地について、韓国側からの通行を遮断すると発表していた。韓国統一省は7日、団地内では人員と物資が不足し、13社が生産停止に追い込まれていることを明らかにした。同日の時点で韓国人従業員518人が足止め状態になっていて、8日にはこのうち39人が韓国側へ戻る見通しとされる。
朝鮮半島情勢の緊迫化を受けて、在韓米軍のサーマン司令官は今週予定していた米ワシントン行きを中止し、ソウルにとどまる方針を示した。韓国の鄭承兆(チョンスンジョ)合同参謀本部議長も、訪米を延期すると発表した。
スイス政府は7日、北朝鮮と韓国など関係各国が望むなら、交渉を仲介する用意があると表明した。
米国防総省は、9日にカリフォルニア州で予定していた大陸間弾道ミサイル「ミニットマン3」の発射実験を、北朝鮮の誤解を招く恐れがあるとの理由で延期している。