ベネズエラで大統領選投票、チャべス氏の後継は誰に
(CNN) 南米ベネズエラで14日、チャべス大統領の死去に伴う大統領選の投票が行われた。
同国で14年間政権の座にあったチャべス氏は、昨年10月の大統領選で再選されたが、がんのため今年3月5日に死去した。
今回の大統領選は、チャベス氏の後継指名を受けた与党統一社会党のニコラス・マドゥロ暫定大統領(50)と、野党連合を率いるエンリケ・カプリレス氏(40)の一騎打ちとなった。
カプリレス氏はミランダ州知事を経て昨年10月の大統領選に出馬、チャベス氏を追い上げて支持率の差を10ポイント未満にまで縮めていた。
選挙管理当局によると、現地時間の14日午後3時までに登録有権者約1890万人のうち68%強が投票を済ませた。
投票に当たっては、同国の選挙監視団に加えて国外からも170人が招かれて投票の監視に当たった。
軍当局者によると、この日だけで43人が選挙違反の疑いで拘束された。しかし選挙管理当局は同日夕、投票は大きな混乱もなく順調に進んでいると発表した。
投票は午後6時に締め切られるが、行列に並んでいる有権者はこの時間が過ぎても投票できる。
投票締め切り時間間際になって、マドゥロ候補と統一社会党の「ツイッター」アカウントが何者かに乗っ取られ、「選挙違反」などと書き込まれる事件も起きた。マドゥロ陣営は、政治的に対立する右派勢力の仕業だと非難している。