客室乗務員が長時間操縦室に、操縦士不在は否定 インド航空
(CNN) インド航空大手エア・インディアは9日までに、タイ・バンコクからインド・ニューデリーへ向かっていた同社便で客室乗務員2人が操縦室内に規定を超えて長時間とどまる行為があったとして職務停止処分にしたことを明らかにした。
同便勤務のパイロットも業務処分を受けた。ただ、正副操縦士が約1時間、操縦室を離れていたとの内外の多数の報道は否定した。声明で、操縦室の要員全員がコックピットに不在だった状態は決してなかったと断言した。
エア・インディアは、客室乗務員が操縦室内に規則外の長時間とどまったとの情報を受け、調査を開始、この事実が確認されたとしている。
地元紙タイムズ・オブ・インディアによると、客室乗務員2人による操縦室内への約1時間の立ち入りは今年4月12日に発生。2人はそれぞれ正副操縦士席に着席したとし、この時間帯に自動操縦装置が一時解除される事態も起きたと報じた。
2人が操縦室に長時間とどまっていた理由は不明だが、同紙は「客室乗務員2人が同時に操縦室内に入ることは有り得ない。極めて不思議な事例」とする航空専門家の話を紹介した。